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MY (Q)reative Question

長谷川 謙人

ワークプレイス事業本部
空間設計
建築系(意匠設計)
建築学科 卒
2018年入社※取材当時

Profile

01

建築学科時代に“人が活動するシーン”を描く楽しさに気づき、内装デザインの世界に興味を持つ。空間デザインだけでなく文具や家具といった異なる世界に触れられることにも魅力に感じ、コクヨに入社。入社後は大阪のワークプレイス事業本部に配属され、空間デザインを担当。実家が関東にあるため、東京にもたびたび出勤するなど東西横断ワークを実現している。

入社の決め手

02

多様な事業を持つコクヨは
刺激にあふれている会社

就活時代は、内装デザイン系の会社を中心に見ていました。一つの空間の中でどんな人がどのような気持ちを持って過ごすのか。想像を膨らませながら空間をデザインする仕事に魅力を感じていたんです。そして、そんな中で出会ったのがコクヨでした。家具事業も強いコクヨなら、インテリアにも趣向を凝らしながらどんな人にもぴったりな空間をデザインできるのではないかと、ワクワクしたのを覚えています。また、文具など他分野の商品を扱っていることも、コクヨに惹かれた理由の一つ。基本的に仕事は楽しくあるべきだと思っているので、働きながら新しい世界にも触れられることはとても魅力的でした。実際に入社してから、他事業部の同期の話を聞いて「面白いことやってるなあ」と思うことがよくあり、コクヨは常に刺激にあふれている会社だなと感じています。

仕事内容について

03

輪郭が曖昧なお客様の要望を
空間全体を使って具現化する。

お客様の要望を、デザイン・使い勝手・将来の展望といった視点を考慮しながら空間として具現化させるのが私の仕事です。床・壁・天井の材質、家具、照明や置物などを選定しながら、空間全体をコーディネートします。そのためにまず必要なのは、お客様へのヒアリング。しかし、お客様から最初にいただく要望は、ほとんどの場合ふわっとしています。「いい感じの空間にしてほしい」。そういった粒度の要望が多いんです。正直な話、木目や植物を取り入れておしゃれに仕上げれば、「いい感じの空間」にはなります。しかし、私たちの仕事はただおしゃれな空間をつくることではありません。空間を使ってお客様の課題を解決することが私たちの役割。だからこそ、ヒアリングを行う時はお客様の社風や業種、普段の働き方について深くまで掘り下げることを意識しています。そうすることで「社内の打ち合わせが多いけど会議室が足りていない」「実は上司と部下との間でコミュニケーションがうまく取れていない」といった顕在化してなかった悩みが明らかになったりするんです。そうした悩みを解消できるように、空間を設計していきます。

MY (Q)reative Question

04

お客様にとって真の意味で
ベストな空間ってなんだろう?

床の材質を選定する時、照明の明るさを選ぶ時、インテリアの配置を決める時。いついかなる時も「本当にこれがベストな選択なのだろうか?」という問いが自分の中にあります。一社一社持っている課題や悩みが違うからこそ、それぞれの会社にとって本当の意味で最適なオフィス空間を提案したいと考えているんです。そう考えるようになったきっかけは、1年目の時に言われた先輩の言葉。「お客様の要望をそのまま打ち返すだけのデザイナーは、それ以上伸びない。どれだけお客様のためのアイデアをデザインに込められるかが大事」。その当時はデザインの基礎力を身につけていた段階だったので、いただいた要望に応えるのにいっぱいいっぱいでした。しかし、経験を重ねていくうちに、先輩の言葉の大切さに気づくようになりましたね。当たり前かもしれませんが、お客様のためを思った提案をするとそれだけ喜んでいただける。そしてそれが信頼関係につながっていくんだと。だからこそ、これからも「何がお客様にとってベストなのか?」という問いは持ち続けていきたいと思っています。

ACTION for My Question

05

お客様の要望に
自分なりのアイデアを
ちょい乗せして提案する。

例えば、新しくオフィスを作る際に「応接スペースが欲しい」という要望があったとき。この要望にシンプルに応えるなら、エントランスに入ってすぐのところに応接スペースを作ると思います。そのほうが来客の移動距離も短くて済みますから。だけど、私は社員の執務スペースの奥に応接スペースを設けることを提案しました。そうしたのは、応接スペースに来客を案内する道中で仕事風景を紹介でき、自社のアピールにつながると考えたから。道中に打ち合わせ前のアイドリングトークもできて、応接スペースに着く頃には話しやすい空気感ができあがっているのではないか。入り口のすぐ近くに作るよりも奥に作ったほうがメリットが多いと思ったんです。この提案はお客様にも気に入っていただけました。要望に対してストレートに応えるのではなく、ちょっとだけアイデアを加えてみること。そうやって常にお客様の想像を超えるようなデザインを考えたいと思います。

MY INPUT to be (Q)reative

06

MY INPUT to be (Q)reative

大学生の頃から漫画を描きつづけていて、賞にも応募しています。漫画の展開も空間デザインの提案も、予想通りではつまらないという部分で似ていると思っています。しかし、漫画のほうが自分のアイデアや感情を表現する比重が高いので、普段の仕事とは違う脳を使っている感覚がありますね。

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コクヨで働く(Q)reativeな人々

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